Thee OLD CIRCUS - 9 - / 9-9147 / "Old Brown" / レザー×ニット コンビネーションハーフパンツ [OLD BLACK]
PRICE: 33,000yen(税込)
THEE OLD CIRCUS - 9 -
9-9147
Old Name 「 Old Brown / 古びた茶色 」
レザー×ニット コンビネーションハーフパンツ
Price // 33,000yen(30,000)
Material
Rust Leather / Cow - 100 / C - 100
Finish
ONE WASH FINISH
Color / Size
OLD BLACK / 0 , 1 , 2 , 3 ,
SIZE SPEC (cm )
※ 採寸方法や加工具合により多少の誤差が生じます
SIZE : 0 W 75 ワタリ 29.5 裾巾 18.5 股下 19
SIZE : 1 W 78 ワタリ 30.5 裾巾 19.5 股下 20.5
SIZE : 2 W 81 ワタリ 31.5 裾巾 20.5 股下 22
SIZE : 3 W 84 ワタリ 32.5 裾巾 21.5 股下 22
Attention Point.
・ラストレザー素材
・レザー×ニット切り替えデザイン
・
Novel_
アルチザン(職人)的技法を用いて立体的に構築されたハーフパンツ。
Note_
- Leather × Knit Combination Blouson -
「レザー×ニット コンビネーションハーフパンツ」
まさしくこのブランドが次のステップへと向かっていくスタイルの提案はこのアイテムがそれを象徴するだろう。
ストイックでモードなアウトラインのデザインとその構築に Thee OLD CIRCUS が今まで培ってきたレザーという思い入れの強い素材を組み合わせていく構築していく。
それはある意味で至って自然に辿り着いた考えであり、その延長にある答えだったように思う。身生地にはコットン100%のニット(カットソー)を用い、脇に貼り付けた(切り替え)レザーは上 質なフルタンニンを使用した。(もちろん完成時には「いつもどおり」に洗い込むを掛けて縮ませている) 他のブランド、メーカーを意識することはない。自分たちは自分たちのモノ作りをすればいいだけのこと。自我が持つわがままなモノ作りのまま。
Old Brown=古びた茶色=茶サビ、つまりその思いはモノが着込まれていきいつの日か朽ちゆ く姿の在るべき形。なにげなく使われているレザーのコードはイタリアの本ヌメの丸革を使用している。
Structure Note_
両脇にレザーを使用するために作り出した特殊なハーフパンツ。
通常のパンツの作り方である股ぐりの部分に縦の切り替えを入れず に、内腿部分をフロント面と背面で同寸法で作り上げ、立体性は革との繋ぎ目に走る縦のラインにパターンメイキングで入れ込むことでそれを解消している。(つまりは平面上に見える完成されたモノたちのすべては2次元を介して3D=立体、の構造へと昇華させているのだ) 股ぐり部分(通常はボタンやファスナーがつくフロント部分)になにもデザインをつけないことで生地適度な緩みが生まれ、それが 夏場のリラックスしたスタイルに見せながらもサイドに貼られたレザーによって、全体は他にはない無骨なハーフパンツの印象になることだろう。ラフイージーと無骨さを融合させたこのブランドがこの先へと進むために新たなるデザインワークである。
Material Note_
Rust Leather & MVS 30 // Cotton Jeasey Knit / ラストレザー & MVS 30双糸 コットンジャージニット
切り替えに使用したレザーは最上質のフルタンニンのJapanステアレザー。
タンナーと協力して開発したこのブランドのオリジナル レザーで革が本来持つナチュラルで不変的な要素を活かした革である。無骨な革のイメージを残すために敢えて表面処理を施さずに 自然なままの姿を残すため素揚げの加工のみに留めた。しなやかさと荒い仕上がりで着込むごとに深いシワを生み出していく。 身生地はMVS処理(毛羽を抑えた特殊ニット)された30糸の双糸の度詰めタイプで双糸らしい強い肉感でかつどれをさらに高密度 にすることでニットでありながらもしっかりとしたハリとコシがある為にまるで布帛のような強い無骨なジャージ素材に仕上がっている。その為ガシガシと日常使いをしても型崩れが少なく永続的に着用していけるアイテムに仕上がるのだ
レザー×ニット素材で構築された存在感のあるショートパンツスタイル。
当店ではSSシーズンにおいて定番的に提案しているスタイルとなっており、存在感を持ったこのハーフパンツは他のどこにも無い作品であると考え今季提案をしたいと考えたボトムスアイテム。
レザー×ニットで切り替えられ、独特な曲線を持つ股ぐり部分が立体感を作り出す特徴的なシルエットフォルムの構築となっている。
この特徴的なシルエットフォルムは股ぐり〜裾に掛け手の別地を使ったパーツ部分を特殊な型紙パターンで構築して本来センターに縫い目と接ぎ目が入る部分を曲線だけで紡ぎ合わせていることで独特な曲線を作り出している。
このブランドらしいタイトフォルムとなるがヒップ、モモ部分にだぼつかない程度の適度なゆとりがあるためラフでイージーな着用感を構築している。
ウエスト部分に配置されたアジャスターとしての役割を持つドローコードにはレザーコードを採用し、このブランドらしい無骨な世界観を形成する。
ただウエストから垂れ下がっているだけでもデザインの一つとして成立し、フロントのアクセントディテールとしても十分に役割を果たす。
普通では面白くも無く、ちょっとした箇所にまで拘り、革を愛し共に生きているこのブランドならではの斬新な発想。
またウエストにはベルトの着用やウォレットチェーンを取り付けられるようにベルトループを配置し隙のないデザイン構築となっている。
このブランドの根底にある男のスタイルにはウォレットチェーンの存在は必要不可欠である為。
サイドに取り付けられたポケット。
レザーで外付けされたポケットでは無くコットン地で切り替えられたパターン構築となっている。
それはシルエットの過度な膨らみを排除する為であると考えた。
このラストレザーを用いてポケットを構築してしまうとソリッドな革質の特性上、ポケットに過度な膨らみが生まれてしまう。
いわばシルエットを損なう要因としてそのデメリット部を解消する為にこコットン地で切り替えを施したのではないだろうか。
シルエットの美しさに強い拘りを持つブランドならではの信念を感じる。
さらにこの作品を語る上で外す事ができない大きな見所であるオーバーロックステッチ。
実際に生地を伸縮させることで露見する’’ステッチの目’’この美しいディテールが作り出す退廃的な世界観をご覧頂きたい。
アルチザン(職人)的な縫製技法の一つであり、繊細なデザインとしても高い評価を得ているオーバーロックステッチ。
無骨でアクセントにもなる太番手の糸を用いて各所のパターンに沿って立体的かつ肉感的にアイテム全体を彩る。
ボトムスにおいては屈伸運動や歩行時に生地自体にハリが作り出される為オーバーロックのステッチの目が開きそのデザインとしての美しさを開花させる。
このなんとも言えぬ無骨さと退廃感が入り混じったステッチの表情が僕らの心の奥底を掴んで離さない。
曲線を描く股ぐり付近の構築。
ヒップ部分に適度な余白がある為、さながらサルエルパンツのような独特なゆとりとシルエットフォルムを演出する。
しかし、こういったボトムスにありがちな’’だらしなさ’’や過度な’’ルーズ’’さといった印象は微塵も無く、むしろシャープででストイックな印象に仕上げる事がThee OLD CIRCUSが長年シルエットに拘り、真の意味で「着飾る」アイテムを作り続けている経験によるものだろうと考えた。
一度足を通すことでラフでイージーなこの素晴らしいシルエットを体感いただけるだろう。
屋外の光の下において写真を収めることで レザーの陰影感、作品全体の色合いや素材感、そして画面上においても実際に近いリアルな着用感が伝わるだろう。
実際にこのアイテムを着用し、屋外にて撮影したその姿をぜひご覧いただきたい。
艶やかな光沢を放つラストレザー。
美しい陰影をその身に刻み、シャープでストイックな表情を演出する。
荒々しく全体を彩るシワ感が儚く、退廃的なこのブランドの世界観を体現する。
このハーフパンツと同時にリリースされる同素材で構築されたセットアップスタイルは今季当店で強く提案をしたいと考えるコーディネートの一つ。
セットアップ特有の統一感があり、一片の隙も無く完成されたコーディネートを第一にぜひとも紹介したいと考えた。
全体的にスポーティーな印象がするセットアップのアイテムに同色のレギンスウェアを組み合わせたコーディネート。
春先まで寒さが長引く近年の季節状況下を想定し、広いシーズンでの着用を可能とするスタイリングとなる。
気温が上昇し始める梅雨時期からはレギンスを外し、ラフにセットアップでのスタイルに変えることでほぼ前シーズンを補うスタイリングへと昇華する。
また、レザー×ニットの切り替えデザインの統一感がスポーティーすぎる印象にはならず、先鋭的かつ退廃的なこのブランドにしか存在しない世界観を作り出し、他にはないスタイルを構築するのも重要なポイント。
良い意味でインナーにも気を配る必要がないため、こういったラフなスタイルを好む方には絶対的に着用をお勧めしたいスタイリングであると断言できる。
( Fitting Model / ITAU / 177cm 60kg / Size_2 )
ハーフパンツ+レースアップブーツの一見アンバランスに見える組み合わせを成立させるのは重厚感のあるハーフパンツのレザーの表情と黒男で統一感を持たせた色合いによるもの。
ソリッドでストイックな男のハーフパンツスタイルはこうあるべきだと当店では考える。
究極なまでにラフでイージーなパンツルック。
ロング丈のアウターアイテムと組み合わせた説妙なアイテムバランスのスタイリングも合わせて提案したい。
( Fitting Model / JB / 170cm 54kg / Size_sample 1相当)
FITTING OUTER >>> Thee old circus " 1973 " / 9134 / Old Time / 高密度ストレッチオックス ディストーションネックロングシャツコート [ DUST KHAKI ] Size_sample (1相当)
FITTING INNER >>> Thee old circus " 1973" / 9101 / Rut a Bunny / レーヨンフライスロング丈タンクトップ [ LIGHT GRAY ] Size_sample (1相当)
FITTING BOOTS >>> Thee old circus " 1973" / CB-911 / Black Sign / イタリアンショルダーワンピースバックジップブーツ [ SMOG ] Size_sample ( 42相当 )
※こちらのスタイリングで着用のアイテムは後日入荷予定となります。
当店ではロング丈のコートとハーフパンツのスタイリングをS/Sシーズンにおいては継続的に提案をしているスタイル。
無骨でヤレ感のある男の服をスタイルコンセプトとしてイメージしており、幼くならない大人のハーフパンツルックの一つとしておすすめしている。
膝がギリギリ隠れるレングスのハーフパンツに、膝上程度の着丈のロング丈を組み合わせることで作り出される着丈のレイヤードバランス。
それこそが縦長のスタイル効果である「 I ライン」を演出し、大人が似合うハーフパンツのスタイルを実現する。
インナーの着丈も縦長の「Iライン」を演出する為には重要なファクターの一つとなる。
ロング丈アウターとハーフパンツのアイテムバランスに調和をもたらし、着丈のレイヤードが織りなす三重奏を奏でるようにしっくりとスタイリングに合致していく。
さらにウエストにはウォレットチェーンを挿しこみ無骨なこのブランドの根底にある無骨な男のスタイリングを構築する。
ボトムスの存在感を引き立てながら、無骨な男らしさを匂わせるS/Sシーズン’’らしい’’軽快なスタイリングとなっている。
存在感のあるレザー×ニット素材のハーフパンツ。
ラスト(錆びた)レザーが演出する退廃的な匂い、ニット素材が作り出す軽快な着用感。
一見アンバランスで両極に位置する二つの素材が融合し産み落とされた無骨でヤレた世界観の作品。
それこそThee OLD CIRCUSが辿り着いた一つの答え。
Garage EDEN
▶ E-mail( ebisu@garageeden.com )